日本の働き方は多様化しており、転職が珍しいことではなくなってきました。
転職を何度も繰り返すことを「ジョブホッピング」といい、転職を繰り返す人は「ジョブホッパー」と呼ばれます。
履歴書、職務経歴書をよく見る私としても「あ、この転職回数だと難しいな」と思ってしまうことはあります。
ただ、転職の回数だけではなく中身で見極めることが必要です。
■なぜ転職をするのか?
終身雇用制という常識は、日本においてはバブルの崩壊とともにほぼ消滅しました。
新卒採用から定年までという方、身近にどれほどいるでしょうか?私の周りでもほとんどの人が転職しています。それほど転職が当たり前になってきているのです。
そうなると、「なぜ転職をするか?」が重要
・今いる職場でやるべきことはやり尽くしたのか
・得られるものがないのか
・やりがいがないのか
・人間関係がストレスフルなのか
または
・結果を出したので次のステージに移りたいのか
転職する理由により変わってきます。
採用する企業からすると
「何か問題があるとすぐに辞めてしまうのではないか」
と思ってしますよね。
それは企業が「中長期的に会社に定着して活躍してくれる人」を求めているからです。
■成功しているジョブホッパーとは?
ジョブホッパーはマイナスイメージとなっていますが、転職がマイナスではありません。
成功している優秀なジョブホッパーもたくさんいます。
・自分自身のキャリアプランが明確にある
・専門的なスキルがある
・物事に固執していない
・情報収集能力に長けていて行動力がある
・コミュニケーション能力が高い
・大胆に交渉することができる
一回一回の転職に目的を持ちどのような成長に繋がっていくのかということをきちんと説明でき、そのための行動力・情報収集能力に長けています。
中長期的に勤めてマンネリに働いている社員よりも会社への貢献度が高いこともあります。
■重要なのは転職回数ではなく内容!
転職することは当たり前の時代。
重要なのは、転職した回数や勤続年数ではありません。これまでの会社で、何を身に付けて何を成し遂げ、どのような理由で何を求めて転職したのか。そこが大切なのです。
そこを採用担当者が見極める必要がありますね。