外資系企業では以前から人事戦略の一環として行われてきたヘッドハンティング。

どんな仕組みなのか確認をしていきたいと思います。

□ヘッドハンティングとは?


会社が外部の人材を調査・アプローチし、自社に引き抜く採用の手法です。

経営陣・幹部、幹部候補人材、マネジメント職、トップセールスマン、エンジニアなどの職種が多いでしょうか。

求人広告を出して待っているだけではなかなか採用までたどりつけない優秀な人材をヘッドハンティング専門の会社から、直接アプローチをしてもらいます。

□ヘッドハンティングの種類


ヘッドハンティングはスカウト型と登録型の2種類があります。

・登録型

人材紹介会社(エージェント)のことです。転職を希望する人に登録してもらい、企業とマッチンをする方式です。ヘッドハンティングの対象となるのは、人材紹介会社に登録している人になります。

・スカウト型

独自のネットワークやデータベースを通じて、企業の求めるスキルや実績を持つ人材をスカウトします。一般的にヘッドハンティングというと、この方法を想像する方が多いのではないでしょうか?

この方法を行うと転職を考えていない人にも範囲を広げることで、他では見つけられない人材とコンタクトを取れるので、せっかくヘッドハンティングをするならこちらの方がおすすめです。

□ヘッドハンティングのメリット

・業績アップが見込める

他社で即戦略として成功を収めていた人材だからこそ業績アップにつながる可能性があります。ヘッドハンティングで採用を行う時、新規事業の立上げ、業績低迷など企業に何かしら変化が求められている時ではないかと思います。

・他社競合がない

優秀な人材を採用する際、他社とバッティングして負けてしまうというケースは採用には多いです。しかし、転職市場に出回っていない人材のため、対象者と独占的に交渉できる可能性があります。

□ヘッドハンティングのデメリット

・コストがかかる

ヘッドハンティング会社に依頼すると、着手金やサービス利用料、成功報酬などさまざまな費用がかかることがありますし、成功報酬の相場は年収の40~50%程度と決して安くありません。「成果報酬のみ」の人材紹介サービスと比べるとコストはとても高くなります。

・時間がかかる

転職を考えていない人材をアプローチするので、数カ月〜年単位の時間がかかることがあります。

急ぎの採用や大量採用には向きません。



今回はヘッドハンティングについて紹介をしましたが、職種、役割によって採用方法は変わってきます。貴社にあった採用方法で進めてみてください。