プロパー社員という言葉を聞いたことありますか?私は今まであまり使ったことがないのですがよく耳にしていました。

これを機にプロパー社員について調べてみたいと思います。

◆プロパー社員とは

プロパー社員の「proper」とは、英語の「適切な」「本来の」といった意味があり、会社や業態によって、使われ方が変わります。

1、 中途入社ではない新卒入社社員

新卒入社から会社に在籍している社員をプロパー社員と呼ぶ場合があります。これは、中途入社と区別したいときに使われる表現です。

2、 派遣社員や契約社員ではない正社員

派遣社員や契約社員と、正社員とを区別したいとき、正社員のほうをプロパー社員と呼ぶことがあります。この場合のプロパー社員は、新卒入社と中途入社社員の両方です。

3、 外部スタッフではない自社社員

業務委託や派遣社員が客先で常駐している場合、客先の社員のことをプロパー社員と呼ぶことがあります。この場合は新卒入社、中途入社、契約社員も含まれます。

てっきり私は「1、中途入社ではない新卒入社社員」だと思い込んでいましたが会社や業態によって定義が異なってくるようです。定義を確認せずに話を進めると誤解を生じさせたり、間違った認識を与えたりする原因になりますので注意しましょう。


◆プロパー社員のメリットとは?

・自社理解が深く、愛社精神も強い

新卒で入社してずっと働いている場合は、愛社精神が生まれやすく、もちろん自社理解もしています。会社からもよく認識されているので信用されやすいです。

・他の社員との人脈がある

新入社員の頃から悩みを相談してきた同期や頼りにしてきた先輩など、一緒に成長してきた仲間との絆は深くなりますね。社内でのコミュニケーションを円滑にとることができ、仕事がスムーズに進みます。

◆プロパー社員のデメリットとは?

・視野が狭くなる

1つの会社でしか仕事をした経験がないので、他にもやり方を理解できず、視野が狭くなりがちです。例えば中途社員、派遣社員、業務委託の人とは前職での経験、前々職での経験がありますので経験値が異なります。

・会社の評価を意識しすぎ

愛社精神が強いため会社の評価を意識しすぎる傾向があります。お客様ではなく会社に意識が向いてしまう場合があります。


今回はプロパー社員という言葉、メリット・デメリットについて紹介しました。

プロパー社員でもそうでなくても会社で働く仲間です。協力できれば、生産性や業務効率のアップなど、企業にとって大きなプラス要素となるはずです。それぞれが働きやすい職場となるよう意識していきましょう。