新型コロナウイルスの影響を受けて採用を中止する企業もあります。しかし、企業が成長を続けるためには人材の採用は欠かせませんね。


不景気時には多くの企業が採用数を減らし、未経験よりも即戦力となる経験者の募集を増やす傾向にあります。ただ大事なのは企業に大きな利益をもたらす事が出来る人材。
中長期的な視点を持ち、未経験でも素養のあるポテンシャル採用の手法についての説明です。


ポテンシャル採用とは、募集職種についての経験・スキルよりも、素質や将来性といった潜在能力(ポテンシャル)の評価を重視する採用方法です。ポテンシャル採用の代表例の一つが、新卒採用であり、多くの企業が、入社後の研修・育成を通じ、ある程度の時間をかけながら仕事に慣れていくことを前提としています。


◆ポテンシャル採用のメリット


・新卒ほどの教育コストがかからないため

新卒採用で入社した社員には、社会人として必要な基礎知識やスキルを、一から身につけてもらうための研修などが必要ですが、社会人としての業務経験やビジネスマナーなどの基礎知識・スキルはすでに持っている人材を確保できるというメリットがあります。


・巡り会えない人材との出会える可能性がある

以前より学生の意識が変わってきたとはいえ、新卒採用は知名度のある大手企業に応募が集中しがちです。ポテンシャル採用なら、従来の新卒採用という枠組みを超えた期間やフィールドで採用活動ができるため、大手企業とバッティングしてしまうというリスクもおさえられます。

◆ポテンシャル採用を成功させるポイント!


・社会人としての基礎力の確認

会話のキャッチボールが成立するかどうか含めコミュニケーション能力や問題解決能力、情報収集力など、社会人としての基礎力があるかを確認しましょう。


・成長意欲の確認

志望動機のほかに業務への興味や知識をどの程度まで持っているかを把握しておくことで、仕事への熱意や成長意欲を確認できます。知識や経験が無いところからのスタートになるため、業務や仕事に対するやる気や意欲が必要です。前職や学生時代の経験をもとに判断しても良いでしょう。


・キャリアビジョンの確認

志望動機や自己PRをヒアリングしていくなかで、どのようなキャリアプランを描いているのか、前職でなぜそれを実現できなかったのか、これまでの経験でどういった点を活かせると考えているのか、ということを把握していくといいでしょう。
人生の目標や将来の夢、やりたいことなどを聞いてみるのも有効です。


私も新卒採用、ポテンシャル採用の面接を何度もしてきましたが経験でマッチングできないからこそ見極めが難しいと感じています。一番は自社のカルチャーや社風にマッチする人材かどうかが大切なのでは、と思います。