ジョブホッパーという言葉をご存じですか?
転職を繰り返すことを英語で「ジョブホッピング(job hopping)」といい、転職を繰り返す人を「ジョブホッパー」といいます。明確な定義はないものの、半年~2、3年未満で転職を繰り返し、4~6回程度の転職経験がある人を「ジョブホッパー」と呼ぶことが多いようです。
◆日本はジョブホッパーの印象が悪い
「転職するにしても3年は同じ会社で」「新卒採用された会社は少なくとも3年は辞めない」という3年はがんばるべき、という暗黙のルールがあります。
ジョブホッパーの経歴をみると、「またすぐに辞めてしまうのではないか」という不安がどうしてもつきまといます。私もそう思ってしまいます。
会社は中長期的に自社に定着し、活躍してくれる社員が欲しいからです。
◆ジョブホッパーのマイナスイメージ
・忍耐力が足りない
→少しでも嫌なことがあると、あっさり放り出してしまう人ではないか
・プライドが高い
→「こんな面倒な仕事は出来ない」と思い、注意すると怒ってしまい人ではないか
・こだわりが強い
→「これはやりたい仕事ではない」と思ってしまう人ではないか
・コミュニケーションが苦手
→周囲と協力して仕事をすることがストレスに感じる人ではないか
こんなことを感じますよね。
◆優秀なジョブホッパーもいます
マイナスイメージの多いジョブホッパーですが優秀なジョブホッパーもいます。
・物事に執着しない、判断力がある
→いつまでもしがみつかず、スパッと新しいステージに進める人
・スキルアップ力がある、向上心がある
→今の職場に満足せず、力をつけていける人
・プレゼン力がある
→何度も面接で「この人を採用してみようと」と採用を勝ち取ってきた人なので表現力、プレゼン力が高い人
◆面接で見極めよう
ジョブホッパーが優秀なのか、どうなのか、はっきり言って書類選考ではわかりません。
面接で
*過去と今回の転職理由
*これまで苦労した経験と、それをどのように乗り越えてきたか
*今後のキャリアビジョン
を確認して納得できる転職理由があるのか、キャリアの軸はあるのか、などを見極めましょう。