中途採用のサポートをしている中で、企業の採用担当者や人材紹介エージェントの担当者、求人メディアの担当者など採用に関わるみなさんとのリレーションは、ほとんどZOOM、Teamsなどを活用したオンライン打合せやメール等でのやり取りになっています。

オンライン打合せで必要なのは、「打合せ内容の事前連絡」と「必要な資料の事前提出」。

これは、オフラインの打合せでも同じですが、あらかじめ打合せのテーマや資料を共有しておくことで、「質問事項」や「決定必要事項」を準備できるからです。みなさん、忙しいですからね。これでオンライン時間は大幅に短縮できます。(実感としては50%以上!)

◆メールも選考評価

あと気にしているのは、メール。メール文章が相手に対して、簡潔にわかりやすい表現になっているかです。ご経験のある方もたくさんいらっしゃると思いますが、ありますよね「説明は多いが、質問したことの回答がない」「長文の最後の方に重要なことが書かれている」などのメールも結構あります。

これは、応募者とのメール連絡も同様です。面接では饒舌なのに、メールになると冗長な文章や簡素過ぎで送られる方。いらっしゃいますよね?

今後もテレワークが進むと思われる実際のビジネスシーンでは、商談などはオンラインでリアルタイムに行われますが、その前後の連絡は、電話よりもメールにさらにシフトして行くことでしょう。(やり取りが残りますからね!)

採用選考では、メールで相手へ伝える能力は選考ポイントのひとつとなります。

◆今後もテレワークを見据える

少し前の資料ですが、テレワークの導入率は、増加しています。

※上記表は2020/5/11 東京都新型コロナウイルス感染症対策本部「報道発表資料」より抜粋

それでもテレワークではできない仕事もたくさんあります。現場でリアルに人が活躍する流通・サービスや製造、介護・医療などは、スキルを持った人々の採用活動も盛んにおこなわれています。

一方、今後もテレワークが活用される企業、業界の採用では、新たに「オンラインやメール等でのコミュニケーションを行えるスキルとデジタルデバイスを使いこなせるスキルを持った人材」が、より即戦力として価値を生むことでしょう。

企業にとっても新しい働き方をするには、新しいスタイルで働けるだけのスキルを持っているかを見極めていくことが必要になります。

コロナ渦の中で、多くの企業がダメージを受けています。そこから立ち上がっていく中では、なるだけ低コストで高い利益を求めるような守りのビジネス展開が考えられます。採用もそれに準じて、よりコストパフォーマンスの高い人材を求めています。今までの選考基準から、よりテレワークを意識した採用価値を積極的に取り入れて、採用活動を進めてまいりましょう。