面接は、採用活動の中でも最も重要なことです。

応募者が会社にとってプラスとなる人材かどうかを判断するために、面接官自身も人を見抜くためのスキルを磨いておく必要があります。

■書類準備

応募書類を確認し、これまでの実務経験や学習経験を聞けば、スキルはある程度把握できます。しかし、自社に入社したあとで活躍できる人材かどうかを見抜くためには、応募者のマインドを把握し人材要件にフィットするかの方が重要です。

書類選考の内容を把握して、面接の前に質問項目と評価基準を決めておきましょう。

■雰囲気作り

どんなに準備が完璧であったとしても会話が深まらないのであれば相手の価値観や人柄は見抜けません。

応募者が緊張しているのは当たり前で、面接官はいかにリラックスさせて会話を続かせるか努力をする必要があります。

■具体的な行動を聞く

・学校でどのような勉強をしていたのか。

・なぜ、その会社に入ったのか。

・その会社でどのような業務をしていたのか。

・退職した理由は何なのか。

質問に対する答えが返ってくると、次の質問になります。

そのあとどんなことをしていたのか確認します。

・何の勉強を何の為にしていたのか。

・就職活動で、何社不合格になったのか。

・どんな業種の会社を受けたのか。

・退職した後はどのように過ごしていたのか。

など。

質問をすると内容が発展し納得できる行動だったのか見えてくるはずです。

面接官は応募者を評価する、という方向に行きがちですが
「理解する力」の方が必要だと思います。


なぜなら、採用方針や採用基準は面接官ではなく会社が決定すべき事項であり、その決定事項を正しく理解する力、そして会社の採用方針や採用基準に従って評価するために、応募者を理解する力が面接官には求められるということなのです。

「対話力」「質問力」「観察力」で理解力(面接力)を高めましょう。