いつもは採用についてお話しすることが多いですが、採用が決まれば入社となり仕事開始となります。その中で新入社員を育成する代表的な手法の一つに「OJT研修」があります。
さらに今はリモートでOJT研修をすることも多くなってきました。今回は研修する上でのポイントをお伝えします。

◆OJTとは

OJT(On the Job Training)とは、上司や先輩社員がマンツーマンで部下や後輩の指導にあたり、実務をとおして知識やスキルを身につける人材育成の手法です。

OJTの目的は、研修生に対して実務を通じて教育・育成するだけではありません。OJTによって、教育を受ける研修生の能力、意欲を高めるだけでなく、指導者の能力向上にもつながるのです。

私は今までの社会人経験の中で教える側になる場面が多くありましたが、この業務を伝えるには、どの順番で、どういう風にと日々考えていたと思います。

◆リモートOJT研修

以前は対面で仕事をしていましたが、今はオンラインで働く事も当たり前になってきました。その中でリモートOJT研修を行うことも多くなっていると思います。
正直、対面で研修をした方が相手の顔やしぐさが見れて、「この業務はスムーズに行えているな」「ここで止まっているのではないか?」「この業務忘れてないかな」と気づくことができますが、リモートだとその確認が出来ないというのが不便ではありますが、下記のことに注意して進めていきましょう。

◆リモートOJT研修のポイント

① 目標を細かく設定する

リモートで場所が離れていて相手のことが見えないので目標を細かく設定し、新入社員が成長するペースを定期的に確認しましょう。小さな目標の達成を積み重ねることが、新入社員のモチベーション維持や向上にもつながります。

② 定期的にコミュニケーションを取る

今はチャットツールがあって便利ですよね。コミュニケーションは大事ですからこまめに取りましょう。チャットだけではなくビデオツールを使って相手の顔を見ながらコミュニケーションをとるもの数回入れてみるのがいいと思います。

③ 定期的に課題を与える

課題を与え、進捗状況を定期的に確認することも重要です。順調に課題をこなせていない場合は、適切に対処する必要があります。進捗状況にムラがあるなら、自宅の環境や体調などに、何らかの問題が生じているのかもしれません。原因を把握したうえで、提出期日を設定し、遅れないように指導しましょう。

④ 録画機能を活用する

オンラインOJTには、トレーニングの様子を録画して、後から振り返りができるというメリットがあります。新入社員の復習に役立つのはもちろん、OJT担当者も自分の指導が適切であったかをチェックしたり、上司に指導内容を確認してもらうことができます。

◆まとめ

リモートで教えるというのは実はハードルが高いことだと思います。対面とリモートと組み合わせて行えることがベストですね。ただどちらも準備とコミュニケーションが大事です。新入社員が自社で活躍できるようにみんなでサポートをしていきましょう。