10月入社に向けて採用を積極的に行っている企業も増えているのではないでしょうか。

何となく、候補者の経歴を聞いて候補者だけに話をさせていないでしょうか?売り手市場の中で、欲しい人材に出会うためにも面接の中でどれだけお互いに理解が深まるかが大切です。

 

◆面接の基本の進め方

①挨拶、アイスブレイク

 候補者も同様ですが、面接官の最初の印象は重要です。対面・WEB面接問わず最初にどれだけ話しやすい雰囲気を作るかは面接官の腕の見せ所です。経歴や選考に関する質問をする前にアイスブレイクを取り入れることで、応募者の緊張がほぐれて距離が縮まり話しやすい雰囲気をつくれるようになります。

②会社説明

 本題(質疑応答)を始める前に、企業や求人の趣旨についての説明があるとよいでしょう。

・面接官の自己紹介

・事業内容の説明

・求人募集の目的(増員なのか欠員なのかその理由)

・募集内容(担当業務や関わるメンバーについて)

③候補者の経歴、自己PR

 事前に候補者の書いた履歴書職務経歴書に目を通しておくことはもちろん、内容と相違がないか確認し、話し方や雰囲気、気になったことの質問を行います。

④企業側からの質疑応答

 YES,NOで答えられる質問よりも「なぜ、どうして」を考え質問していくと深堀でき、募集職種への適性がわかります。ここでスキルだけではなく、キャリアプランや希望の働き方を含めると自然です。

⑥候補者からの質疑応答とクロージング

 候補者からの質問に答え、面接に来てくれたお礼を伝え終了となります。ここで今後の流れや選考回数についても説明しておくとよいでしょう。

面接官として、事前準備をすることでより良い時間にすることができ、ミスマッチを防ぐことに繋がります。先入観を持たず、候補者の言葉を否定せず対等な立場として相互理解を深めていきましょう。