少子高齢化や売り手市場などによって、年々企業の人材採用は難しくなっています。
採用力を強化するために改めて「タレントプール」の活用はいかがでしょうか?
■タレントプールとは
タレントプールとは、将来、採用の可能性のある優秀な人材を中長期的に確保することや、その人材のデータを保持する仕組みを意味します。
タレントプールは、タレント=「優秀な人材」と、プール=「蓄積すること」を組み合わせた造語で、「優秀な人材の蓄積」という意味です。
■タレントプールの集め方
タレントプールの対象者に、明確な定義はありませんが将来的に採用の可能性がある人材は全員タレントプールの対象と言えます。
ではどのように人材確保をすればいいのでしょうか。
・タイミングが合わずに採用に至らなかった人
・内定を辞退した人
・過去に自社で勤務していた人
・SNS等でコンタクトがあった人
・転職セミナーに参加をしていた人
など日常の採用活動の中に対象者はいるのです。
日常の業務に追われて、見逃してしまうということがないように仕組みを作っていくことが大切です。
■タレントプールの活用方法
どんな時にタレントプールは活用できるでしょうか。
・急な人員追加や欠員補充の時
→中途採用は計画的な募集もありますが、どちらかと言うと「急な人員追加、欠員補充の時」に採用が起こることが多いですよね。この時にタレントプールが構築出来ていればすぐに採用できるかもしれません。
・組織の変革が求められた時
→組織変革は事業成長のためには必要なことです。現社員だけでは人員不足の場合は新規採用をする必要があります。
・特定の専門知識が必要になった時
→例えば法務関係やシステム関係の特定の知識を持った人が必要な場合も出てくるときもあるかもしれません。
■タレントプールを具体的に活用するために
タレントプールの活用方法がわかるとどのようにデータベースを蓄積していけばいいのかだんだん見えてくると思います。
自社ではどのような人材要件が必要なのか?
どのようなスキル検索があればよいのか? など
今はタレントプールの管理システムもありますし、いつも使用している採用管理システムの中でも管理が出来ることもあります。
■小さな積み重ねが大事
どんどんデータベースが蓄積されてデータ量が増えていったとしても
候補者と連絡が取れなくなってしまっている、、、ということもあるかもしれません。
・定期的なコンタクトを作る
・データベースを最新の状態にする
細かな小さな積み重ねがとても大切です。
SNSなどで企業情報の発信をしたり、対象者の転職ニーズはどうなのかを確認してデータのメンテナンスをする必要があります。
タレントプールは時間と労力がかかるかもしれませんが、仕組みが出来てしまえば求人広告や人材紹介に頼ることなくコストをおさえることが出来ますし、人材採用がうまくいくかもしれません!
ぜひお試しください!