採用において「面接」は一番大事なミッションです。
面接官はたった数十分の面接で企業に必要な人材を見抜く必要があります。
と、「見抜く」という言葉をよく使いますが、面接官は本当に見抜くことが出来ているでしょうか?
■「見抜く」とは難しい
「面接では〇〇と思ったのに、実際に採用をして働いてみるとなんか違うな、、、、」
ということはないでしょうか。
面接のときは見抜いていると思っていても、そんな簡単に人は見抜くことは出来ません。
人は自分でも自分のことがわからなくなったり、
気持ちが変わってしまうことがあるのだから
他人が全部理解できるなんてことなんて出来ないと思います。
「人を見抜く力」があったら欲しいなと思ってしまいます。
■「引き出す」とは?
人を見抜くことは難しいことですが、本音を「引き出す」ことは出来ると思います。
本音を引き出し、どのような人物なのか確認することは出来ます。
面接の時間は数十分です。
時間はかければいいというものではありません。
その短い時間で面接官は本音を「引き出す」必要があります。
■どのように「引き出す」ことが出来るか?
では候補者の本音をどのように引き出すのでしょうか?
【それは候補者がリラックスした状態で候補者の言葉で語ってもらうことです】
前職の新卒採用の面接で「志望動機」を聞く欄があったので、
面接官をしていた私は聞いていました。
ただ、新卒面接で志望動機を答えられない学生なんていないです。
志望動機が答えられなかったら、面接を受けることもないです。
自宅で何回も練習して、きれいな日本語にしてスラスラと答えます。
それを聞いていると不思議と響かないんですよね。
それは多分、本音を美化して作られた言葉だからだと思います。
それよりも自宅で練習をしていない、きれいな日本語ではない回答のほうが印象に残ります。
・なぜこちらを選択したのですか?
・具体的にどうしたのですか?
・どのように感じましたか?
と、出来事を深堀していくと、その場で本人が考えて答えるので納得感があり説得力があります。
そこで本音を引き出していくのです。
面接官は候補者からどうやって本音を引き出していくのでしょうか?
それは
話しやすい雰囲気作りだったり
答えやすくするための質問の仕方だったり
だと思います。
普通、人は初対面の人と話をするときに壁を作ってしまいます。
面接となれば候補者は自分をよく見せよう、と思ってしまいがち。
その壁を壊すのが面接官の仕事で
壁が壊れたからこそ、リラックスして本音で話してもらえるのだと思います。
今回は面接で本音を「引き出す」ということを中心にお話をしました。
面接は本当に難しい業務だと思います。
ぜひ面接官の方は候補者のたくさんの本音を「引き出し」、
自社とマッチしているかどうかで判断をしてみて下さい!