今年に入り、みなさんの中途採用状況はいかがでしょうか?
例年ですと年明け以降の1月~3月は中途採用の活況期ですが、クライアントからは「応募数が減っている」「求める人材層が薄い」など昨年後半と比較して、厳しい声がいくつか上がってきています。実際に求人メディア等の応募数が減少している状況も散見されます。
あらためて日本経済新聞(2024年1月30日付)よりの記事の内容をおさらいてみましょう。
厚生労働省が30日発表した2023年の有効求人倍率は1.31倍と、前年から0.03ポイント伸びた。上昇は2年連続だ。新型コロナウイルス禍から雇用環境が回復したが、伸び率は前年より鈍化した。
総務省が同日発表した23年平均の完全失業率は2.6%と横ばいだった。
有効求人倍率は全国のハローワークで職を探す人に対し、1人あたり何件の求人があるかを指す。21年に1.13倍まで下がったが22年に1.28倍と反転し、今回はさらに改善した。
コロナ前の19年水準(1.60倍)には届いていない。月平均の有効求人数は0.9%増の249万6503人だった。国内外の往来再開で飲食・宿泊業が年前半に大きく伸びた。
有効求職者数は190万9647人で1.4%減少した。新規求職者のうち転職希望者が減っており「賃金の上昇を期待して転職活動を控えるといった動きがある」(厚労省)という。
厚労省が同日発表した12月の有効求人倍率(季節調整値)は1.27倍と、前月から0.01ポイント下がった。22年6月以来の低水準だ。23年平均の完全失業者数は178万人で前年から1万人減った。
15歳以上人口の就業率は61.2%と、前年比0.3ポイント上がった。3年連続で伸びた。就業者数は24万人増の6747万人だった。職に就かず求職活動もしていない非労働力人口は4084万人と44万人減少し、新たに労働市場に参入する動きが目立ってきた。23年12月の完全失業率(季節調整値)は2.4%で前月から0.1ポイント低下した。
「賃金の上昇を期待して転職活動を控えるといった動きがある」(厚労省)というコメントにもあるように現職への期待感が膨らみ、かつ失業者の減少などが要因の一つかもしれません。
しかし求人企業の皆様は採用活動を緩めるわけにはいきません。弊社も変わらず、皆様とともに採用成果を上げるべく邁進いたします。