中途採用の場合、経理の募集をする場合、経理の経験者または資格を持っている人、未経験でチャレンジしようとしている人と条件を決めて採用活動を開始します。
新卒採用の場合は、経理で募集をするということはないので内定者の中で経理に向いている人を人選するのではないでしょうか。
特に未経験者、新卒採用の際は経理に向いているのか悩みます。そして、経験者も本当に経理に向いている人なのか?
今回は経理・会計に向いている人についてご紹介します。
◆経理に向いている人
- 数字に苦手意識がない
当たり前ですが日々の業務で扱うのは「数字」です。
毎日会計ソフトを起動させて日中の作業を行いますし、Excelを使用して会計ソフトに入力をします。数学的知識ではなく数字へのアレルギーがない人が向いています。
- 勉強が苦ではない
他部署の方から見るとルーティン作業が多い印象がありますが、日頃から会計基準の勉強をして知識をアップデートすることも必要です。順守すべき会計基準や各種法令、改正も適宜行われています。
- 自分で自分を褒めることが出来る
ちょっと意外かもしれないですが結構重要なポイントです。これが経理の特徴かもしれません。
営業やマーケティングなどは直接会社の売上に結びついているため、やりがいにつながります。また直接お客様と接する仕事も相手の言葉、表情などでやりがいを感じることが出来ます。
経理の仕事は頑張っても残念ながら売上に結びつくことはありません。
この時に自分で自分を褒めることが出来、モチベーションを保つことが出来る人が向いています。
- 自分で調べて問題を解決できる
新しいサービスが始まる時、会計基準や税制が変更された時など解決しなければいけない課題が出てきます。もちろん税理士さんにも相談しますが、自社の課題を把握し正しく伝え解決に導く必要があります。
「教えてもらってないから知らなかった…」というスタンスはNG
自ら自走して成長していく人が向いています。
- 慎重なタイプ
経理部で作成される決算情報は多くの利害関係者に影響を与える非常に重要な情報なので、間違えないように慎重に作成する必要があります。上場企業は投資家保護などの観点から、決算情報を金融庁に報告することになっています。多くの業務を処理するので、書類を作成するために処理した業務が本当に正しかったのかが心配になることがあります。
日頃から慎重なタイプが向いています。
面接時に直接「慎重なタイプですか?」「自分で自分を褒めることが出来ますか?」という質問をしても答えは「YES」しかないので、この内容をまつわるような質問してどのように回答をするかで判断をするのがいいと思います。
業務を黙々と淡々とこなし、期日までにしっかりと終わらせる。経理はいわば職人気質なのではないかと思います。ぜひ面接時、配属時に参考にしていただければと思います!