2021/4/23(金)の前編に続き、後編をお届けします。
このブログは面接に臨むにあたり、あらためて少し不安を感じている方へ、面接の心構えや注意点をご紹介しています。
採用活動において、面接官はそれぞれの企業にとって良い人材を見極めるために欠かせない存在です。その面接官の心得とは、どんなことでしょう?
■面接は「入社意欲を高める場」
面接は 候補者の御社への思いを「興味を持ち応募した」から「入社したい」に変化させる事ができる場です。
特に中途採用の場合、現職や他の併願企業と比較を行いながら、自身のキャリアを検討しています。
採用したい候補者から辞退される事のないように、マッチすると感じたら面接の場でしっかり動機形成を行いましょう。
併願先や選考状況、御社への懸念点、迷っているポイントを面接時に確認し、できる限りその場で対応しましょう。
■候補者にリラックスしてもらう
面接官が緊張しないことは大切ですが、候補者にもリラックスしてもらうことも重要です。
候補者が落ち着いて面接を受けてもらえるような雰囲気作りは、面接官の仕事です。いきなり面接を始めるのではなく、アイスブレイクでリラックスした会話から始めると良いでしょう。
そのためには、面接官にも余裕が必要です。
事前に履歴書等の応募書類を読み込み、あらかじめ確認したいことなどを用意しておくことが必須です。
しっかりと順序だてて、面接をコントロールできるようにしましょう。
■候補者の味方になる
中途採用の場合、候補者のほうが年上というケースもあります。
その場合、多少なりとも会話のしづらさがありますよね。
ポイントは候補者の味方となることです。
面接中に「分かります」や「そうですよね」など同調を強めることで、候補者も気分がよくなり、会話は進むはずです。お互いを見極めるためにも相手に気持ちよく話してもらう工夫をしてみましょう。
■面接官としてやってはいけないこと
面接では候補者の本音を聞き出すことに重きをおく必要があります。
面接中、限られた時間のなかで自分のことばかり話していたりすると、候補者の話を十分に聞けなくなってしまい、自社にふさわしいか見極めることが難しくなってしまいます。特にバリバリの営業担当のみなさん、要注意です。
また話を聞く姿勢も重要です。
偉そうな姿勢で座っていたり、候補者と目も合わさず適当な返答を繰り返していると、相手も自分自身のことを熱心に伝える気がなくなります。
他にも結構あるのですが、PCを操作しながら面接するのは悪印象です。
あなたが入力している間、会話も途切れます。
もっと候補者の話に耳を傾ける姿勢を見せましょう。
また、あまりいないと思いますが、面接で他社への批判的なコメントは絶対NGです。これは、自社の評判も落としかねませんので、ご注意ください。
繰り返しになりますが、面接官がする質問内容や応対は候補者の入社意欲に大きくかかわります。
候補者は御社に興味や魅力を感じで面接会場に来ており、面接では「やっぱりこの会社で働きたい」「この人と一緒に働きたい」と思ってもらう必要があるのです。そのために面接官の心得を理解し、応用して頂けると幸いです。
以上、お読みいただいてありがとうございました。